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6月15日当山では、宗祖 弘法大師のご生誕を祝う青葉祭誕生会大護摩供法要を厳修致します。例年ですと大護摩供法要の後には、日本一大きなお念珠を用いて皆様と共に健康長寿をご祈願し、百万遍の数珠繰りを行っております。しかし本年はコロナウィルス感染予防の観点から数珠繰りは取りやめますが、御参詣の方には、お願い事がかかれた護摩木をご自身で護摩の炎(不動明王の智慧の火を顕します)に投入していただく事を行います。どうぞ、マスクなどの感染予防の上、お参り下さるようにお願い申し上げます。

さて、6月の第3日曜日は、「父の日」です。5月の母の日と比べると少し控えめな感じがしますが、この時期は広告などに紹介されている「父の日」のプレゼントなどでよく目につきます。この「父の日」は「母の日」にならって、アメリカで始まったとされています。

「お父さん」・「お母さん」の
呼び方に込められた意味

「父親」の呼び方には、「お父さん」、「お父様」「父ちゃん」、「親父」、「父上」さてまた「パパ」など様々な呼び方があります。
元々「お父さん(おとうさん)」という語源は、やまと言葉で「とう」にあたり、「尊い」「貴し」などを意味します。そこに尊い人に対する尊敬と丁寧さをこめて、「お」と「さん」がつき「おとうさん」になったという説があります。昔から父親という存在が、家庭の中でいかに大切な存在であったかという事が伺えます。

ちなみに、「お母さん(おかあさん)」はどうかというと、「か」には、「火・日」が熱く“カッ”と燃え光り輝く様、万物の命の源を表すとも言われます。つまり「おかあさん」とは、「太陽のように明るく輝き、命を生み育む方」という意味がこめられています。

「一家の大黒柱」という言葉がありますが、家族にとって、とても大切な存在である「おとうさん」が、“カッ”と燃え光る命の源のような人を「おかあさん」と呼び、その「おかあさん」が「尊ぶ」存在を「おとうさん」と呼び合う事で、お互いの中にある光(魂)を見つめ合い、敬ってきたのではないでしょうか。
こうしてみると、成田山久留米分院のご本尊「不動明王」様は、私達にとって「おとうさん」でもあり、「おかあさん」でもあるようにも思えます。
5月の「母の日」、そして6月の「父の日」にあたり、家族から「おとうさん」「おかあさん」と呼ばれている方は、自分は「尊い」と呼ばれるに恥ずかしくない存在であるか、又は“カッ”と燃え光る命の源、命を育む存在であるか見つめ直されてみて下さい。そして改めてご自身の親御様へ感謝の念・想いを向けられる機会とされて下さい。

合掌

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