自分の過ちを指摘してくれる聡明な人に会ったならば、
その賢い人に親しみなさい。
そのような人に親しむなら、
あなたにとって善い事があり、悪い事はない。
―法句経―
私達は日々、生きていくなかで、毎日、色々な事があると思います。
仕事、生活面において、間違った事をしていても、自分ではなかなか気付く事が出来なかったという時もあるのではないでしょうか。
また、自分自身は何気なく言っていたつもりでも、言われた人はとても嫌な気持ちになっていた、という時もあるかもしれません。
誰かと出会い、関わりあうという事は、私達にとって必要な事であり、大事な事です。その中でも、自分の過ちを指摘、叱ってくれる人は、その人にとって大事な人であり、「過ちを指摘してくれる賢い人に親しめば善い事がおこる」と、ブッダは教えてくれています。
「他人の過ちは見やすく、己の過ちは見難い」ともブッダは言います。
間違った事、悪い事を指摘、注意してくれる人の存在は、自分自身を高め、成長する為の良き「先生」になるのだと思います。
その時の感情、状況によっては、受け入れ難いという時があるかもしれません。ですが冷静になり、指摘、注意を受けた事を、怒られた、腹の立つ事を言われた、と思うのではなく、素直に受け入れて、反省・感謝をしていく事が、人生を豊かにする為にも、大事なのだと思います。
尚、当山では2月5日(日)11時に大護摩供厳修後、福は内の掛け声と共に福豆が撒かれる節分会が執り行われます。皆様御参詣の際は、どうぞお気をつけて、御来山下さい。
まだまだ寒い日が続きますが、皆様がこれからも心身共に健康に過ごし、充実した毎日を送られます事、お祈り申し上げます。
合掌